〒949-0544 新潟県糸魚川市梶山 2023年8月10日 晴れ
雨飾山(あまかざりやま)とは
雨飾山は新潟県と長野県に跨る妙高戸隠(みょうこうとがくし)連山国立公園の西にあります。
今回私は富山県から車で雨飾高原登山口まで向かいました。富山市内から出発しましたが、登山口まで約3時間かかりました。
雨飾山の名前の由来
【雨飾山という名前の由来は、雨や天を祀る山である「アマ山」から来ているという説や、山頂が双耳峰なので両飾山、両粧山等と呼ばれていたが「両」が「雨」になったという説があると言われています。】(上越森林管理署 広報広聴連絡官 伊藤 武徳)https://www.rinya.maff.go.jp/kanto/introduction/gaiyou_kyoku/hyakumeizan/pdf/hyakumeizan-amakazariyama.pdf
他にも何か由来がありそうですね。調べる時間があればそのことも記述したいと思います。
登山開始
駐車場に到着すると一枚目の写真の建物が見えてきます。これはトイレです。そしてこのトイレのすぐ左に登山口があります。
まさに2枚目の写真が登山口なのですが、アスファルトの道は登山道ではありません。その右隣にある「登山口」とかかれた看板がある道です。
ふつうは間違えないのかもしれませんが、私が間違えたので一応注意喚起しておきました笑。
登山口から登山道を進んでいくと木や草が生い茂っていて体に多少当たりますが、しっかり道はあるので歩きやすいです。
登山口から10分ほどで小さな分かれ道があります。どちらに進んでも同じ道にたどり着きますが、写真を見ても手もらえればわかるように右に進むことをお勧めします。
左の道は人の背丈にまで伸びた草が道を覆っており前に進みにくかったです。さらに体感的に右の方が距離は短いです。これは誤差と呼べる程度ですが。
登山開始から1時間、2㎞程進むと傾斜のない道が続きます。この携帯トイレ専用のトイレが目印です。補足しておくと、登山口に携帯トイレ専用の自販機がありました。
ひとまずこの地点まで登りましたが、ここから下に60m程下ります。ですが下った先には嬉しいスポットがあります。
なんと60m下った先には水で涼める場所があります。夏の時分には最高です。私はここで少し長めの休憩をとりました。
ここまで下ってしまえばあとは登るだけです。しかしここからの登りは傾斜がきつくなってきます。
この地点は約2450mです。ここから一気に1900まで上がります。頑張っていきましょう!
川からどんどん進んでいくと木の梯子がありました。3連続で続いています。
まだ梯子があるだけ幾分ましですが、傾斜が急なので結構体力を持っていかれます。
岩場も出てきて上りにくい場面も多くあります。自分のペースで登りましょう。
さらに進んでいくと木の高さが低くなってきました。それに伴い景色もよく見えるようになってきました。
この写真は南東の方向を撮った写真です。おそらく左奥に見える山は高妻山だと思います。
この日は風が強く周りに気がなくなってからは少し歩きにくかったです。ここいらで休憩してはどうでしょう。
この先はずっと岩場です。とりあえず稜線(尾根)まで目指しましょう。
稜線まであと少しというところで、ほぼ直角な傾斜が何カ所かありました。
私は崖登り的なことが好きなので楽しめました。今回は晴れていましたが、雨だと岩場は滑るので雨の場合はお気を付けください。
稜線まで登ることができました。ここまでくると一段と風が強くなります。
登り切った場所は笹平という場所で、標高は約1900mです。山頂は1963mなので、あと70m弱です。
笹平について斜め左理の方角を見れば雨飾山の山頂が覗えます。ここから急な登りに入るまでは少しアップダウンのある道を約700m歩きます。
この時点で景色はものすごくいいです。もう少しです。頑張りましょう。
道中分岐が2カ所ほどあります。
一つ目は東に進んで金山(かなやま)2243mに行くことのできる道です。320分とあるのでかなり距離があると思います。
2つ目は今回とは別の登山口、雨飾温泉登山口へ下りる道です。このルートは今回のルートよりも楽な道ではありますが、片道1時間程多くなります。なので体力や時間に合わせて登山口を選んでみるといいかもしれません。
それぞれ分岐をスルーして最後の上りを登り始めました。
この道の傾斜は笹平へ登る道と同じぐらい急な道です。言い換えれば急であるためすぐに標高が上り見える景色がすぐに変わりました。
右の写真は奥側が笹平の看板があった場所で、そこから手前側に歩いてきた道が見えます。ちなみにこの景色はは女神の横顔と呼ばれているそうです。ちょうど登山道が輪郭になっているんだとか。
左の写真は糸魚川市の街がすべて見渡せています。写真では見えにくいかもしれませんが、能登半島も望むことができました。
まだ山頂ではありませんが、この景色だけで十分な気持ちにさせられます。
やったー、山頂についたー・・・・と思いきやフェイントでした笑
辿り着いたとき本気で山頂かと思ってしまいました。しかし山頂の看板がなかったので周りを見てみたらしっかり道がありました。少し戻って山頂に行きましょう!
今度こそ、登頂です! お疲れさまでした。
ここからは先ほどの景色はもちろんのこと、後立山(うしろたてやま)連峰も眺望できます。
後立山連峰とは北アルプスの北部に位置する連邦です。立山や剱岳がある連峰が北アルプスの中枢だとしたら、それに沿うように(富山から見た)後ろに存在します。
後立山で有名な山はやはり白馬(しろうま)岳でしょうか。おそらく今回、白馬岳は見えていると思いますが、自信がないので断定は避けておきます。(たぶん一番右の高いところだと思います・・・)
山頂は10人ぐらいでいっぱいぐらいのスペースでした。
私は山頂でお昼ご飯を食べた後、ピストンして始めの登山口まで帰りました。
まとめ
この登山の往復時間は6時間30分でした。ペースとしては130%~150%だったので速めのペースではあったと思います。標準ペースとしては7時間から7時間30分と言ったところです。
距離としては約8㎞だったので日帰り登山としては登りやすい山だったのではないでしょうか。
道中は机や椅子など休憩する場所はありませんでした。
道はしっかりあったので登りやすいという印象でした。流石に百名山ということもあってか登山客は多いのでしょう。今回だけでも10人以上は確認しました。
注意するところは途中にも記述しましたが、雨が降っているときや雨上がりに登らない方がいいということです。岩は濡れているとすぐに滑るので危険度がぐんと上がります。
今回私が一番感動したのは、糸魚川市が一望できたことです。航空写真を見ているような気分でした。糸魚川市は三角州の町であることがわかりました。ちなみに糸魚川市へ流れている川は糸魚川ではなく姫川(ひめかわ)です。
全体としては登りやすく景色もいいということで好印象でした。皆さんも是非晴天の時分に登ってみてください。
何か気になること、気づいたこと、などがあればコメントの方よろしくお願いします。感想でも大丈夫です!
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