前書き
2023年8月19日
今回私は岐阜県下呂市、長野県王滝村、木曽町の3つの市町村の境界にある山である御嶽山に登ってきました。
今回私が登ったルートは田の原登山口からのルートです。
この田の原登山口は標高が既に2180mもあります。山頂まで約3時間で登れるという非常に気楽に登れるルートなのではないでしょうか。
この登山口は駐車場があります。私は深夜に登山口について早朝4時半ごろから登り始めました。
ですが深夜についたのにもかかわらず車が何十台も止まっていました。流石100名山、人気があるんですねえ…………。
深夜につくと星を見れるというおまけもついてきます。ものすごくきれいでした。
登山口にはしっかりとトイレがあります。このトイレがなんともハイテクなトイレでして、まさかの衝撃の自動扉だったのです。(グーグルマップの口コミに書いてあった意味が分かりました)
トイレの隣にはビジターセンターと言って、御岳山の噴火の資料館がありました。帰りに少し寄ってちゃっかり勉強してきました。
登山開始
さあ、登山開始です。
駐車場からトイレを横に見てまっすぐ進んでいくと鳥居が見えてきました。
御嶽神社の鳥居です。
[御嶽神社は、山頂に奥社があり、山麓に里社、王滝村上島に三社、三岳村黒沢に若宮と本社があり、毎年夏になると、白衣姿で参拝する講社と呼ばれる信者たちで賑わいます。]
王滝村観光案内所から引用さしてもらいましたが、これは里社の鳥居ということになります。
余談なのですが、ここに出てくる白衣姿の人たちを今回の登山で何人も見ました。
それでは気を取り直して進んでいきましょう。
そこから500m程進んでいくと登山口に到着します。
登山口の看板の横にある遥拝所(ようはいじょ)という場所の鳥居の写真が2枚目の写真です。
ここまでの道はほとんど平たんな道でした。
登山口についたのが4時54分でした。
ここからは少し傾斜がで出てきます。
そしてまた鳥居が出てきます。大江大権現という神社だそうです。
ここからはしっかりと山登りになってきます。本番はここからだ!
さあ進んでいくと時刻は5時15分。
なんときれいな朝日でしょう。
2000mを超えているせいか周りは雲海。すごく幻想的な世界でした。1日の始まりです。
ちょうどこの辺りに「あかっぱげ」という道標がありました。なんでも赤土が露出している場所だということです。私は赤いかはよくわからなかったです。
また何か見えてきました。
木の倉と銅像のようなものがあります。
8合目かと思いましたがもう少し先のようです。道中に8合目まで何mか書いてあったので少し期待してしまいしまいました。
今度こそ8合目に到着です。
到着したのが5時31分だったので、約35分で8合目につきました。
本当に天気が良かったので常に雲海が見えていました。そしてしっかりと駐車場が見えます。
ここからの道は常に石の道になります。傾斜も登れば上るほど急になってきます。
途中、富士見石という場所がありましたが私が確認したところ、ここから富士山を見ることはできなかったです。
これは9合目の写真です。
時刻は6時12分。8合目から約40分歩いたことになります。
9合目からはしっかり富士山は見えました。この写真では画質が荒いので確認できませんが…。
昔は富士見石の場所からでも見れたのでしょうか。
さて頂上まではもう少しです。頑張りましょう!
まずは王滝山の山頂につきました。
時刻は6時30分。9合目から約20分ほどでつきました。
御岳山山頂までは神社を通り抜ける必要があります。
ここに御嶽神社奥社本宮と書いてありますが、どういうことなのでしょう。御岳山の山頂にもしっかり御嶽神社はあります。そこにも奥社と書いてあるのでよくわからないです。
王滝山山頂にもしっかり避難小屋はあります。普段使えるかどうかはわかりませんが。
さあ山頂に向けてもうひと踏ん張り
一番上に見えているのが山頂です。
途中分岐があります。
これは山頂を通過せずに二ノ池に行くルートです。二ノ池は山頂からも行けますがこちらの方が近いです。
二ノ池は山頂からも眺望できます。
階段が見えてきました。非常に急ですがこれを登り終えたら頂上です。
ここまで来たらシェルターがたくさんあります。王滝山山頂からの道にもちらほらシェルターがありました。
なんでも、王滝山山頂からの道が一番噴火の被害があったようです。
そして硫化水素の匂いがすると思ったら、しっかりと煙が出ていました。
この階段の途中におそらく噴火で崩れたであろうとうろうがありました。おそらくあえて残しているのでしょう。
階段を登り終えたらしっかりと頂上でした。
時刻は6時58分。王滝山山頂から約30分です。
標高は3067m。登山口から3時間かからずに3000mの山を登れるとは何とも贅沢ですね(笑)
あまり高い山に登ったという実感がないです……。
ここにも奥社があるので王滝山山頂のものとは同じものなのでしょうか。
山頂には鐘がありました。哀悼を表したものでしょうか。
こんかいの登山道にも一カ所鐘がありました。
これは一ノ池と二ノ池です。
手前の高い位置にあるものが一ノ池です。
二ノ池には二ノ池ヒュッテがあり泊まることができます。
これは一ノ池ですが、このお鉢は本来登山道だったそうです。現在は通行止めになっています。
ちなみにこの方角に白山を望むことができるそうです。
他にこの方角ではないのですが、槍ヶ岳も見えていたそうです。(登山客の又聞きですが)
まとめ
今回は御嶽山という活火山の山に登りましたが、やはり登っている最中にその証左を確認しました。
やはり注意すべきは噴火です。どのように注意すべきかは私は専門的なことは言えません。
しかし登山前日の地震の数を調べることをお勧めします。
今回私が登った時は2回だったと思いますが。実際に噴火した前日は10回以上起きていたそうです。
これが確実に噴火に結びつく根拠かと言われれば何とも言えませんが、一つの指標ぐらいにはなるのではないのでしょうか。
今回の登山コースは難易度が比較的簡単でした。往復6時間ぐらいだと思います。
私は山頂についてから素直にピストンしたのではなく二ノ池の方に寄ったりしたので確かな時間はわかりません。
御岳山はほかにもロープウェイを使ったルートや下呂市から登るルートもあるので何回でも楽しめます。
皆さんも噴火には気を付けて楽しんでいただけたらと思います。
おまけ
頂上から帰る途中二の池に寄り道しました。
その際に首のない地蔵を見つけました。なんだか心にくるものがありますね。
二ノ池につきましたが。池とは名ばかりに水はほとんどありませんでした。
常に水があるわけではないのでしょうか。
このほかにも奥に行けば摩利支天という山があったりと結構歩けるところがあるので、時間に余裕のある方はいいって見てはどうでしょうか。
これはビジターセンターでの写真なのですが一つ面白いものがあったので紹介します。
御岳山の地図を表しているのですが、小屋のおすすめグルメや野鳥の目撃情報などが記載されています。
何点か掻い摘んでみると、
石室山荘はおでんがおいしい。
五ノ池小屋は手作りピザとリンゴパイが絶品。
八合目と九合目の間でライチョウを目撃
などなど登山をするうえで知っていたら嬉しい情報が書かれています。
登山する前に知れたらいいのですが、あいにくビジターセンターの営業時間が9時から16時なので難しいです。
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